【これであなたの資産爆増📈】原油価格見通しは？ウォール街の主要銀行は原油価格の高止まり予想？

By: YK | Posted: 2021/10/25

原油価格見通しは？

ウォール街の主要銀行は原油価格の高止まり予想？

読者の皆様こんにちは。

会計士として投資業界の会計監査やアドバイザリー業務に従事した後、本格的に投資を学ぶべく、単身アメリカ留学中のYKです。

今回のレポートテーマは”原油”です。

引き続き原油価格が高止まりしている状況が続いていますね。

今回のレポートでは原油価格の見通しを簡単にまとめてみたいと思います。

原油の状況
原油価格見通し
まとめ

1.原油の状況

原油は世界に約300種類あると言われています。

そのうち、原油価格の代表的な指標になるのは、WTI原油、欧州産の北海ブレント原油、そして中東産のドバイ原油スポット価格があり、これらが世界の３大原油指標と言われています。

つまり、この３つを押さえると世界の原油価格の動向を知ることができます。

10月25日時点のそれぞれの原油価格は以下になります。

北海ブレント

WTI

ドバイ原油

北海ブレント、WTIはそれぞれ86ドル、85ドル付近、ドバイ原油に関しては81ドル付近となっています。

いずれの指標もここ2，3か月の間に急激に価格が上昇しています。

この原油価格上昇の要因に主に2つです。急激な経済再開、そしてグリーンエネルギーへの転換遅延がその原因です。

コロナ禍で落ち込んだ経済活動が、経済再開に伴い、人やモノの移動が活発化し、それに伴って原油への需要が高まり、この原油価格の高騰を招いています。

また、ヨーロッパは中心としたグリーンエネルギーへの転換の試みが続いていましたが、なかなか上手くいかず、結局原油に今は頼るしかないという状況に陥ったことも大きな原因となっています。

もう少し詳しくこちらについて解説しているYoutube動画があるので、気になる方は是非そちらもご覧ください。

また、このような原油需要が高まっている中にもかかわらず、サウジアラビアのエネルギー相は、新型コロナウイルス禍による原油需要への脅威を恐れ、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）と非ＯＰＥＣ主要産油国で構成されるＯＰＥＣプラスは世界の原油供給管理に慎重なアプローチを維持すべきだと述べており、原油増産についても依然としてブレーキがかかっている状況です。

さて、続いては今後の原油価格見通しについても見ていきましょう！

2. 原油価格見通し

原油価格の見通しについては、各ウォール街の銀行がそれぞれの見解を述べています。

原油価格の高止まりを予想するゴールドマンサックスは、23年の原油価格水準を85ドルと予想しており、現状の価格がこのまま続くと考えています。

主要な銀行の中でゴールドマンサックスの見通しが最も原油価格の高止まりを予想しています。

一方、モルガン・スタンレーは長期見通しを10ドル引き上げて70ドルとし、ＢＮＰパリバは約80ドルの水準を想定しているなど、ゴールドマンサックス程ではないですが、コロナ前の原油価格相当に原油価格が落ち着くことを予想しています。

一方で、シティグループは原油価格の見通しを40ドル~55ドルのレンジが適正価格であるとし、30ドル未満および60ドルを超える水準は長期的には持続できないという予想を出しています。

ウォール街の主要銀行の中では70ドル~85ドルのレンジでの原油価格推移が続く当見通しが強いと言えるでしょう。

3. まとめ

需要、供給の面からも当分は原油価格が高止まりする状況は続きそうです。

また、マーケットの予想として来年、再来年においても引き続き原油価格は現状の水準で推移しそうだという見方も強そうですね。

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