【これであなたの資産爆増📈】米国新築住宅販売件数増加、米国経済の今後はどうなる？

By: YK | Posted: 2021/10/27

米国新築住宅販売件数増加、米国経済の今後はどうなる？

読者の皆様こんにちは。

会計士として投資業界の会計監査やアドバイザリー業務に従事した後、本格的に投資を学ぶべく、単身アメリカ留学中のYKです。

今回のレポートテーマは”米国新築住宅販売数”です。

10月26日に新築住宅販売件数が発表されました。こちらは米国の景気動向を予想する上で重要な指標ですので、米国新築住宅販売数について取り上げていきます！

1.米国新築住宅販売数とは

さて、新築住宅販売件数とは前月に販売された新築住宅戸数を測定する指標になります。新しい戸建て住宅（一戸建、コンドミニアムや共同住宅）の販売を測定し、集合住宅や土地所有者と賃貸用に建てられた住宅で建てられた住宅はこの集計には含まれません。

米国では、この指標は国税庁によりまとめられており、頭金の受け取りや契約書への署名された新築住宅販売がこの統計において集計されます。

新築住宅販売件数が契約書への署名ベースであるのに対して、中古住宅販売件数が所有権移転完了ベースであることから、統計のタイミングの違いにより、新築住宅販売件数の方がより先行性が高いと言われています。

従って、新築住宅販売件数は中古住宅販売件数と同様、景気動向に対して先行性が高いことから、投資において重要な指標とされています。

しかし、新築住宅販売の数値は大きく修正されることがあるので発表されたばかりの数値をもとに判断をする際は注意が必要です。

2. 新築住宅販売数の影響

この米国新築住宅販売数がをみるとどういったことが分かるのでしょうか？

前述したように、新築住宅販売数は米国の景気動向を予想する上で重要な指標であり、個人消費が落ち込んでいるのか、伸びているのかを知るための良い材料になります。

新しく住宅を買うということは、それに伴い必要になる家電や家具の購入も増加したり、またそもそも消費者に住宅を買うだけの余裕があることを示すため、経済の回復が進んでいることを示してもいます。

しかし、住宅購入は家計の所得状況や住宅ローンの金利動向に影響を受けやすいので、金利上昇時には駆け込み需要が増加することも多く、今の金利上昇局面において駆け込み需要であるのかどうかを考慮する必要があります。

では、今回発表された米国新築住宅販売数についても見ていきたいと思います。

今回発表されたのは９月の新築住宅販売件数であり、年率換算で前月14％増の80万戸が実績数値となりました。予想は76万戸であったため、予想を超える販売数量であったといえます（８月分は70.2万戸と当初発表の74万戸から下方修正でしたので、今回の数値も修正に注意が必要です）。

予想を超える強い数値が出てきたことで、アメリカ経済が引き続き強いといった考えからドル買いが進み、再びドル円相場が1ドル114円の水準まで動いています（ドル高は米国企業の好決算を受けた影響も考えられます）。

また、S&P500を見ても不動産関連であるREITや銀行、コンシューマー関連の株価が上昇していることが見て取れます。

3. まとめ

今回は米国新築住宅販売数について取り上げてみました。

こちらの指標は米国経済の動向を予想するにあたり重要な指標になるので、継続的に確認していきましょう。

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